顎関節治療

顎関節症について

顎関節症の主な症状は、「あごが痛む(顎関節痛・咀嚼筋痛)」「口が開かない(開口障害)」「あごを動かすと音がする(顎関節雑音)」の3つです。
そのため、硬い食べ物が噛めない、大きな食べ物が食べにくい、また、あごの音が煩わしいなどの症状が現れることがあります。

障害が起きる原因としては、顎関節部にある筋肉の緊張によるものと、器質そのものの障害がある場合が考えられます。
その他に、心理的原因によっても、顎関節症が起こることが知られています。

顎関節症は子供から高齢者まで幅広くみられる病気ですが、特に20歳代前半と40~50歳の女性に多い病気であることがわかっています。

顎関節症の原因

❖ このような癖に心当たりはありませんか?

うつ伏せ寝

横向き寝

頬杖

唇の巻き込み

一見何でもなさそうな癖で、歯や顎は簡単に動いてしまい、歯列や咬合が崩れてしまいます。
例えば頬杖、唇や舌の癖、寝相の癖(うつ伏せ寝、横向き寝など)のような癖によって歯が動き、歯列が乱れ、噛み合わせが悪くなります。

噛み合わせが悪くなると、顎関節症(顎の痛み、口が開かないなど)や全身の姿勢にまで影響を及ぼすことがあります。
反対に、全身の姿勢が顎の位置に影響を与えることもあるのです。

このような癖は態癖(たいへき)と呼ばれており、その力は歯列矯正(針金やゴムの力で歯を動かす)の数倍にもなります。
態癖に気づいて態癖を改めることは、皆様のお口の健康、ひいては健やかな成長と健康なエイジングのためにとても大切です。